CNN世論調査も大接戦の様相 両者とも支持率49%
大統領としての資質を備えているかどうかという質問では、オバマ氏について56%、ロムニー氏についても55%が備えていると答えた。また、投票に高い意欲を示す有権者は民主、共和両党とも70%に上った。
ただ、米国がうまくいっていると考える人は46%と、今年8月の時点から10ポイント増え、07年4月以来の高い数字を記録した。オバマ氏の大統領としての仕事ぶりを評価すると答えた人は51%だった。
一方で、経済情勢が悪いと答えた人は9月時点と同じ70%を占め、ロムニー氏が大統領になれば経済が好転するとの見方が優勢だった。経済は重要課題のトップに挙げられ、これに財政赤字、医療、外交、メディケア(高齢者向け公的医療保険)が続いた。
民主党と共和党の比較では民主党に好感を持つ人の方が多く、世論調査担当ディレクターのホーランド氏によればこれがオバマ氏に有利な要因となる可能性もある。また、勝敗予想では57%がオバマ氏再選と答え、ロムニー氏の勝利を予想する人は36%にとどまった。
調査は今月2~4日、米国の成人1010人を対象に電話で実施された。統計上の誤差はプラスマイナス3.5%。