米高校生の車に短銃など多数の武器、狩猟用と供述 校舎近く
(CNN) 米南部サウスカロライナ州イーズリーの警察は20日までに、車内に短銃や刃物、おの、多数の実弾などの武器類を積んでいた地元の男子高校生(17)を逮捕したと発表した。
ただ、生徒や教師らに危害を加えることを計画していた形跡はないとしている。武器類は生徒の通報を受けて高校職員が見付けたもので、高校生は狩猟のために入れていたとし、取り出すのを忘れていたと説明している。車は学校の外側に止められていたという。
高校生は学校敷地内で火器を保持していた罪で訴追された。保釈金3万ドル(約252万円)を支払って釈放されている。
地元警察によると、17日に見付かった武器類は実弾入りの22口径の回転式短銃、刃物9点、おの2点、スタンガン1丁、手錠に200発以上の実弾など。高校生の家族の所有とみられる。実弾は散弾銃やライフル銃、短銃用のものだったが車内で見付かった短銃用のものではなかった。
この高校を管轄する学校行政区当局は声明で、武器類は狩猟で使った後、放置されていたものと説明、特定の人物への攻撃などを考えて学校に持ってきたものではなかったとした。
手錠とスタンガンの使途目的については不明としながら、学校への襲撃と関連があるとは考えられないとも述べた。
米国内では14日、東部コネティカット州ニュータウンのサンディーフック小学校で乱入した男が銃を乱射し、子ども20人を含む26人が死亡、1人が負傷する惨劇が起き、全米社会を震撼(しんかん)させていた。