アフガン銃乱射の米兵、軍事法廷へ 死刑の可能性も

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(CNN) アフガニスタンで今年3月、米軍のロバート・ベイルズ2等軍曹が銃を乱射して16人の民間人を殺害したとされる事件で、米軍は19日、事件を軍事法廷に付託したとする声明を出した。有罪となった場合、死刑判決が出る可能性もある。

ベイルズ2等軍曹の弁護士ジョン・ブラウン氏は裁判について「死刑判決が出る可能性があるので懸念しているが、準備はしてきた」と表明。付託については、「理解はできるがまったく無責任だ」と述べた。ブラウン弁護士は、米軍はアフガン戦争の失敗から世間の目をそらすためにベイルズ2等軍曹をスケープゴートにしようとしていると指摘。軍は2等軍曹が心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを抱えていたのを知りながら「アフガンでも最も戦闘が激しい地域に4度目となる派遣を行った」と述べた。

またベイルズ2等軍曹の妻キャリリンさんは19日に声明を出し、罪状について「私がよく知り、愛している男性の人柄とはまったく相いれない」ものだと述べた。

キャリリンさんは子どもたちを連れて毎週末にベイルズ2等軍曹と面会。「ほんの2~3時間ではあるが、(夫と家族との)愛情があふれる様子を見たり感じたりできる」と述べた。

一方、アフガン当局は迅速な処罰を求めている。カルザイ大統領の報道官はCNNに対して「彼は大量殺人を犯したのであり、米国の法廷が正義を行い、犯した罪にふさわしい罰を与えることを望む」と語っている。

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