エボラ熱、強制隔離の看護師が退院 米ニュージャージー
(CNN) エボラ出血熱の流行地域から帰国する医療従事者の強制隔離を義務付けた米ニュージャージー州の措置に基づき、同州の病院に収容されていた看護師が、27日に退院した。看護師の弁護士が明らかにした。
看護師のケイシー・ヒコックスさんはシエラレオネに1カ月間滞在。24日に帰国して同州のニューアーク国際空港に到着したが、同日発表されたばかりの強制措置に基づいて隔離された。CNNとのインタビューで、隔離は基本的人権の侵害だと訴えていた。
検査でエボラ熱ウイルスに感染していないことが確認され、退院した。弁護士によると、メーン州の自宅へ戻るために旅行の手配を進めているという。
同弁護士によれば、法廷で強制隔離措置の合法性を問うことも可能だが、ヒコックスさんは提訴するかどうかを決めかねているという。