州政府の強制隔離を連邦政府が懸念 「人権侵害」の声も エボラ出血熱

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「私は元気」 強制隔離の看護師が訴え

(CNN) エボラ出血熱の流行地域から帰国した医療従事者の強制隔離を義務付けた米ニュージャージー州の方針に基づき、シエラレオネでエボラ患者の治療に当たった看護師が同州で強制隔離された。この看護師は26日、「基本的人権を侵害された」と訴えて同州のクリスティー知事を批判。米政府高官によると、ホワイトハウスも同知事に懸念を伝えた。

隔離された看護師のケイシー・ヒコックスさんは、24日午後にニューアーク国際空港に到着し、病院で7時間待たされた後に、ニューアークの大学病院内にある隔離テントに収容された。本人によれば、2度の検査はいずれも陰性で、症状も出ていないという。

26日にCNNの電話取材に応じたヒコックスさんは、強制隔離措置について「対策を強化することなく、よく考えもせずに隔離するのは本末転倒」だと批判した。

これに先立ちクリスティー知事は25日の記者会見で、「彼女には気の毒だが、症状があって具合が悪い人たちが公衆に混じる不安の方が大きい」と発言。翌日のフォックスニュースの番組でも、強制隔離の方針について考え直すつもりはないと言明していた。

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