エボラ熱、強制隔離の看護師が退院 米ニュージャージー
ニュージャージー州のクリスティー知事は27日、ヒコックスさんの退院を喜んでいると述べ、「(ヒコックスさんを)病院に収容したのは高熱の症状がみられたためだ。症状がなくなり次第、退院になった」「州の住民なら自宅隔離とするところだが、他州の住民で症状が出ている場合は常識的に考えて公共交通機関に乗せるわけにはいかない」と説明した。
ニューヨーク、ニュージャージー両州が発表した強制隔離措置を巡っては、エボラ熱の流行地域に手を差し伸べようとする医師や看護師らの意欲をそぐことになりかねないとの懸念が指摘されている。
ニューヨーク市では26日までに、西アフリカへの渡航歴がある5歳の男児が発熱して検査を受けたが、陰性の結果が出た。男児は市内の病院に収容され、母親が付き添っているという。