米、シリア反体制派の軍事訓練を今春開始 中東3国で
米政府当局者は先に、米軍主導の訓練に参加する穏健派戦闘員らの選別については、アルカイダ系や他の武装勢力とのつながりの有無に関する調査の重要性を主張。国防総省のカービー報道官は以前、穏健派の訓練には8カ月から1年かかり、その後にISIS掃討のためにシリアに戻ることになるとも指摘していた。
米国のオバマ政権は1年以上前に、訓練や武器供与でシリア反体制派の穏健派への支援を拡大する政策を発表。今春の米軍教官らの派遣開始はその政策の一環となっている。
米国はシリアの隣国イラクでもISIS掃討作戦を展開。オバマ大統領は昨年、イラク軍の作戦支援などで最大3000人の米軍兵士を派遣することを承認した。
米軍が主導する有志連合はISIS壊滅を目指す空爆をイラク、シリア両国で続けている。