バイデン米副大統領、大統領選出馬の可能性排除せず
ワシントン(CNN) ジョー・バイデン米副大統領(72)は2016年の次期大統領選に出馬するかどうかについて、8月以降にも判断を持ち越す見通しだ。状況の展開を見極めた上で決断する意向。複数の民主党関係者が明らかにした。
もし出馬を表明すれば、ヒラリー・クリントン前国務長官らとの間で民主党の指名を争うことになる。バイデン氏と親しい民主党関係者によれば、これまでのところ準備はほとんど行っていないものの、友人や側近から出馬を促され、本人もその可能性を排除していない。以前はこの夏の終わりまでに決断する意向を示唆していたが、今は決断を急ぐ必要はないという姿勢だという。
民主党の最有力候補と見なされているクリントン氏は、国務長官時代に私用メールを使っていた問題に足を取られて支持率が急落。アイオワ州の党員集会とニューハンプシャー州の予備選を半年後に控えて民主党内では、同氏に代わる人物を探す必要に迫られた場合、バイデン氏が最有力候補になるとの見方が強まっている。