米共和党の候補者討論会、トランプ氏毒舌に他候補反発
一方、ブッシュ氏はこの問題について、「国境警備の強化はもっと戦略的に行う必要がある」と指摘。「サンクチュアリ(聖域)シティーをこの国から排除しなければならない。地方自治体が法に従わないために死者が出るなど馬鹿げている」と語り、連邦政府による不法移民取り締まりの妨げとなっている地方自治体の制度を批判した。
リック・ペリー前テキサス州知事や、カーリー・フィオリーナ元ヒューレット・パッカード(HP)最高経営責任者(CEO)は、トランプ氏が民主党のクリントン夫妻と親しいことなどを挙げ、共和党候補としての資質に疑問を投げかけた。
ブッシュ氏も、人を敵対させるトランプ氏の発言は共和党にとって弊害になると批判している。
ブルームバーグが4日に発表した世論調査では、トランプ氏の支持率は21%でトップ。ブッシュ氏の10%、スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事の8%に大きな差を付けている。