CNNの司会者クリス・クオモ氏は、来月訪米予定のローマ・カトリック教会のフランシスコ法王にも話を向け、もし法王と会談する機会があって、資本主義は有害だと説かれたら、という仮定の質問をした。これに対してトランプ氏は、「ISISはバチカンに侵攻して占拠したがっている。聞いたことがあるだろう。イタリアに行くことが彼らの夢だ」と言い放ってクオモ氏を唖然(あぜん)とさせた。
この発言について、法王に対する脅しかとクオモ氏に重ねて尋ねられると、「法王が恐れるのは神だけかもしれない。だが現実に目を向けると、資本主義が役に立つよう願った方がいい。今の我々にはそれしかない」と切り返した。
ただ、フランシスコ法王本人には好感を持っているとも述べ、「法王のことは非常に尊敬している」と強調。法王が資本主義に反対しているとは思えないとの見方も示している。