米アイオワ州アイオワ市(CNN) 2016年の米大統領選に出馬を表明している米民主党のヒラリー・クリントン前国務長官が7日に放映されたCNNの番組で、出馬表明後初めて全米放送のインタビューに応じた。
インタビューの中で同氏は移民政策を巡って共和党を批判するとともに、自身の信頼性を疑問視する声が出ているに関して「国民は私を信頼してくれるはずであり、実際に信頼している」と強調した。
移民問題では大統領選に出馬表明している不動産王のドナルド・トランプ氏が移民に関して行った発言について「非常に失望した」と断言。この発言を即座に批判しなかった共和党にも矛先を向け、「彼らはあらゆる敵意をむき出しにしている。我が国のような移民国家でこれは非常に残念なことだと思う」と語った。
共和党の有力候補、ジェブ・ブッシュ氏については「市民権への道を信じていない」と論評。一方で、サンフランシスコで過去に5回の強制送還歴を持つ不法移民の男が女性を殺害した事件では、移民関連の連邦法を執行しない同市の対応について、「市は過ちを犯し、強制送還すべきだと連邦政府が考えていた人物を送還しなかった」と批判した。