国務長官時代に私用メールを公務に使っていた問題や、慈善団体のクリントン財団が外国からの寄付を受けていた問題を巡っては、共和党側がクリントン氏を信頼できない人物と印象付ける狙いでことさらに騒ぎ立てているとの見方を示した。
キニピアック大学がフロリダ、オハイオ、ペンシルベニアの各州で行った世論調査では、クリントン氏を「信頼できない」「誠実ではない」と見る有権者が51~54%に上る。
これについてクリントン氏は「疑念が持ち上がれば不信に思われるのも無理はない」とした上で、「自分たちのために戦ってくれ、必要とする時にそこにいてくれるのは誰なのか、そして私がそうした人間であることが、選挙運動を通じて国民に分かってもらえると確信している」と力を込めた。
クリントン財団については、もし自身が大統領に選出されたとしても、同財団を閉鎖するつもりはないと言明した。