ソウル(CNN) 北朝鮮から脱出した元高官がCNNとのインタビューで、金正恩(キムジョンウン)第1書記は昨年、血のつながった叔母の毒殺を命じていたと語った。
元高官は平壌に残る家族や友人への影響を懸念し、「パク」という仮名でインタビューに応じた。
それによると、毒殺の標的となったのは2013年12月に粛清された張成沢(チャンソンテク)氏の妻で、正恩氏の実の叔母にあたる金敬姫(キムギョンヒ)氏。
「正恩氏は昨年5月5日または6日に敬姫氏の殺害を命じた。当時は護衛部隊だけが知る事実だったが、今では同氏が毒殺されたことを複数の高官が知っている」という。
元高官によれば、敬姫氏は夫が処刑されたことに対して何カ月間も抗議し続けたため、正恩氏が口を封じたとみられる。