キュウリの食中毒でまた1人死亡 米
(CNN) キュウリを原因とするサルモネラ菌の食中毒が全米に広がっている問題で、米疾病対策センター(CDC)は、オクラホマ州で新たに1人の死亡が確認されたことを明らかにした。
今回の食中毒による死者はこれで4人目。キュウリの日持ち期間が14日間あることや、衛生当局に報告が入るまでに日数を要することから、患者はさらに増える可能性もある。
CDCによると、6日までに35州で732人の症例が確認され、150人が入院した。患者のうち半数は子どもだった。
この問題では8月1日~9月3日に販売されたキュウリのリコールを業者が9月4日に発表。1週間後にはこの業者から仕入れたキュウリについて、別の業者がリコールを発表した。
リコール対象のキュウリはすべてメキシコから輸入され、米国内の各州で販売されていた。
サルモネラ菌は発熱や下痢、腹痛などの症状を引き起こし、大抵は4~7日で回復するが、乳幼児や高齢者の場合は重症化することもある。CDCによれば、サルモネラ菌を原因とする食中毒の患者は年間120万人に上り、1万9000人が入院、平均450人が死亡している。