今度は副操縦士が意識喪失、米旅客機で緊急着陸相次ぐ
(CNN) 米ユナイテッド航空の米国内便で6日、飛行中に副操縦士が意識を失い、同機がニューメキシコ州の空港に緊急着陸するハプニングがあった。米国ではこの前日、アメリカン航空の旅客機の機長が飛行の途中で急死している。
同空港の広報によると、ユナイテッド航空1614便はテキサス州ヒューストンからカリフォルニア州サンフランシスコに向かう予定だった。ところが機長から管制塔に、副操縦士が飛行中に意識を失ったと連絡が入り、同機はニューメキシコ州のアルバカーキ国際空港に緊急着陸した。
副操縦士は自力で歩いて同機を降り、近くの病院に搬送されたという。容体や病名は公表されていない。ユナイテッド航空は、当初の目的地に向かう便を手配している。
一方、5日に急死したアメリカン航空のマイケル・ジョンストン機長(57)は、当局が検視を行った結果、病死だったと断定した。ジョンストン機長はアリゾナ州フェニックスからマサチューセッツ州ボストンへ向かう飛行の途中で死亡。同機は副操縦士が操縦を引き継ぎ、ニューヨーク州シラキュースの空港に緊急着陸した。