ヒラリー氏、集会で涙ぐむ 銃乱射事件の遺族を紹介
(CNN) 来年の次期米大統領選に立候補している民主党のヒラリー・クリントン前国務長官は5日、ニューハンプシャー州での集会で、銃乱射事件で息子を失った女性に急きょ発言を促した。クリントン氏が支持者らに女性を紹介しながら涙ぐむ場面もあった。
この女性は2012年にコネティカット州のサンディー・フック小学校で起きた銃乱射事件で息子のディラン君(当時6)を失ったニコール・ホックリーさん。
銃規制強化を主張するクリントン氏は集会で、同事件の遺族らが想像を絶する悲しみに耐え、銃による暴力の犠牲者を代表して声を上げようとしていると紹介した。
女性は発言の中で事件を振り返り、銃規制法案の成立に向けた自身の取り組みを説明した。
側近らによれば、クリントン氏とホックリーさんはこの日が初対面。開会前に記念撮影の列に並んだホックリーさんに、会場で経験を語ってほしいと同氏が依頼した。
クリントン氏は同日までに、銃見本市での銃の売買で身元調査の抜け穴をふさぐ対策など、銃規制強化の詳細な具体案を発表している。