ニューヨーク(CNN) 2016年米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王、ドナルド・トランプ氏が28日、CNNとのインタビューで自身のこれまでの発言を振り返り、「少し子どもじみていたかもしれない」と語った。
インタビューは、同氏が本拠とするニューヨーク市内の高層ビル「トランプタワー」で行われた。
トランプ氏はこれまで物議を醸してきた数々の発言について、必ずしも大統領候補らしい内容ではなかったとの認識を示した。ただ一方では「でもいいかい、これは選挙戦だからね」とも言い添えて、自身の姿勢を擁護。ライバル候補たちをけなす発言は、ほとんどが相手からの攻撃に対する反撃にすぎないと主張した。
スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事は「とても友好的だったのに突然たたいてきたので、こちらもたたき返した」、マルコ・ルビオ上院議員も「このうえなく友好的だったが、1週間前から急に攻撃を仕掛けてきた」という。
トランプ氏はこの数週間、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事やルビオ上院議員、ランド・ポール上院議員ら、共和党内の競争相手を激しく攻撃してきた。
また民主党候補として有力視されているヒラリー・クリントン前国務長官に対しても、「米国史上最悪」の国務長官だったとの批判を展開している。この日のインタビューでも「在任中に何をしたかを振り返れば、最悪の長官として歴史に残ることが予想できる」と繰り返した。