子犬見せるの拒んだ女児射殺、11歳男児を逮捕 米
米テネシー州ホワイトパイン(CNN) 米テネシー州ジェファーソン郡の保安官事務所は8日までに、8歳女児がペットの子犬を11歳男児に見せたり、共に遊ばせるのを拒んだ後、頭部を銃で撃たれ死亡する事件が起きたことを明らかにした。
男児は第1級殺人の罪に問われ、未成年者用の拘束施設に収容された。同施設の責任者は自らの勤務歴44年間を振り返り、殺人容疑で収容された最年少者になったと述べた。
同郡の検察当局者はCNNの取材に、男児を成人として裁くかどうかは今後決めると説明。ただ、事件審理を未成年者裁判所から移すことを裁判官に説得するのは困難な作業になると述べた。「今回のような事件は初めてで、非常に難しい」とも語った。
男児の公選弁護人は地元のCNN系列局WATEに、裁判所は男児の拘束を10月28日の審理まで続けるよう求めたと述べた。
年少の児童が絡む衝撃的な事件の発生はホワイトパイン町を震撼(しんかん)させている。テネシー州ノックスビルから東へ約64キロ離れた同町は住民数が2000人をわずかに超える小さな地域社会となっている。
女児は3週間前に8歳の誕生日を迎えたばかりだった。