米南部で暴風雨被害、11人死亡 1日で14の竜巻発生
(CNN) このほど米南部を襲った竜巻や暴風雨で、ミシシッピ、テネシー、アーカンソーの3州で少なくとも11人が死亡、大勢の負傷者が出ている。
ミシシッピ州では23日に少なくとも14の竜巻が発生。中でも同州北部で発生した竜巻は、テネシー州西部まで240キロあまりを移動した。
ミシシッピ州では大型トラックが竜巻に巻き込まれて横転したり、民家や樹木が吹き飛ばされたりする被害が続出し、7歳の男の子を含む7人が死亡、1人が行方不明になっている。負傷者は少なくとも40人に上り、州知事は非常事態を宣言した。
テネシー州では3人が死亡、2人が行方不明になり、住宅3棟が破壊された。
アーカンソー州では23日午前、暴風雨で倒れた木が民家の屋根を突き抜けて、家の中にいた18歳の女性が死亡した。残る4人は無事だったが、1歳半の乳児が病院に運ばれた。
暴風雨は24日までにほぼ収まる見通しだが、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナの3州は、連日の降雨により洪水が発生する恐れがあるとして、気象当局が警戒を呼びかけている。ジョージア州知事は北部の3郡で非常事態を宣言した。
米連邦航空局によると、ジョージア州アトランタのハーツフィールドジャクソン国際空港は、悪天候のため到着便に最大で2時間の遅れが出た。
Clarksdale, MS fire chief sent me these pictures of a subdivision wiped out. At least 25 homes severely damaged pic.twitter.com/bQBkGceUd0
— Jessica Gertler (@jgertler_WREG3) 2015, 12月 24