米空港、一部乗客にボディースキャナー検査を義務化

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ボディースキャナーによる検査を行う保安職員

ボディースキャナーによる検査を行う保安職員

(CNN) 米国内の空港で手荷物検査などに当たる米運輸保安庁(TSA)は24日までに、一部の航空利用客に対し衣服を透視して不審物の有無を調べる「ボディースキャナー」検査を義務付ける新たな方針を決めた。

スキャナー検査を指示された利用客がこれを拒否し、TSA係員による手を使った身体検査を望んでも応じないことを決めた。同装置の検査を命じる乗客の選別方法などは伝えられていない。

航空輸送の安全確保や商業航空機へのテロ懸念が高まる中での方針変更となっている。手による身体検査では見逃す可能性がある、衣服に隠された武器を探知出来る利点があると強調。スキャナー検査の義務化は金属製もしくは非金属製の物体の発見能力の向上につながると期待している。

その上でボディースキャナー検査で得られる個人の身元が判明出来るようなデータは保管しないと主張した。

TSAによると、ボディースキャナーには画像保存の機能はない。ボディースキャナーのソフトウエアに警告を発する能力を組み込み、警告が作動すれば、TSA係員が物体の探知を知らせる体の部分を画面に映し出す仕掛けにする。この場合、ソフトウエアはスキャナー検査を受けている人間の体ではなく、人間の体の共通性を示した画像を使う仕組みにするという。

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