米国へのテロ攻撃、真の脅威は「国内」に

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マティーン容疑者は2度、FBIの事情聴取を受けていた

マティーン容疑者は2度、FBIの事情聴取を受けていた

別の意味で、マティーン容疑者も米国の典型的なジハーディスト(聖戦戦士)を名乗るテロリストだ。マティーン容疑者は過激派の可能性があるとして米連邦捜査局(FBI)の監視網に引っかかった。これはボストン爆破テロのタメルラン・ツァルナエフ容疑者(死亡)と同様で、ツァルナエフ容疑者については、2011年に過激派の可能性があるというロシア政府からの通知を受けて捜査が行われた。

同様に、ハサン被告は、イエメンの過激派の聖職者と頻繁にメールのやり取りをしていたため、フォートフッドで事件を起こす1年前にFBIの注意を引いた。

マティーン容疑者は2013年、同僚に扇動的な発言をし、FBIの調査を受けた。1年後には、フロリダ州ベロビーチで育ちアルカイダへの勧誘を行っていたモナー・アブサルハ容疑者とのつながりによって調査対象となった。アブサルハ容疑者は2014年、ヌスラ戦線のメンバーとして自爆攻撃をしてシリアで死亡した。

しかし、最終的には、FBIは、マティーン、ツァルナエフ、ハサンの各容疑者の事件について、追うことはなかった。

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