「15年が15秒に思える」、各地で追悼式 米同時多発テロ
米大統領候補のヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプ両氏もテロ跡地を訪れた。
ワシントンではオバマ大統領、カーター国防長官、ダンフォード統合参謀本部議長が、184人の犠牲者を出した国防総省の追悼式典に出席。オバマ大統領は追悼碑に献花して「15年は長い年月に思えるかもしれないが、あの日心の一部を失った家族にとっては昨日のことのように思えるだろう」と述べ、「米国に克服できないものはないということを、あなた方が教えてくれた」と遺族や生存者に語りかけた。
乗っ取り犯に乗客乗員が抵抗して旅客機が墜落したペンシルベニア州シャンクスビル郊外でも、追悼式典が営まれた。
この日行われた米ナショナルフットボールリーグ(NFL)と大リーグの試合でも、兵士や消防士らが出席して巨大な星条旗を掲げ、テロ犠牲者を追悼した。