ホームレスの割合、09年から減少基調 全米の38都市
ニューヨーク(CNNMoney) 米国市長会は18日までに、各都市で報告されるホームレスの割合が2009年から16年にかけ減少基調にあると報告した。特にニューヨークでの下落幅が1800人と最多だった。
市長会が調査対象とした都市の約3分の2で減少していた。
全米38都市を対象にした市長会による今回の年次報告書によると、ホームレスの約5%が退役軍人だったことが判明。この比率が最も高いのはノースカロライナ州ダーラムとインディアナポリスだった。
別の統計を見た場合、全米のホームレス人口のうち退役軍人が占める割合は7.2%となっている。
市長会によると、ホームレス対策の重心は2009年移以降、臨時収容施設から永続的な収容施設の整備へと移っており、これが人口減少につながったと見ている。ただ、課題はまだ山積しているともし、市長会の全都市の保護施設のベッドが埋まったとしてもまだ3万4000ベッドが足りない現状に直面しているという。