全米で銃持つ黒人が急増、トランプ政権で不安増大
銃販売店の客層にも変化が現れている。フロリダ州オーランドで銃販売店を営むジュニア・ジョセフ氏によると、これまでの客層は白人男性が大部分を占めていたが、昨年の大統領選挙以来、銃を買い求める黒人やラテン系の客が増えたという。
オハイオ州の銃販売業者ケビン・ジョーンズさんも、黒人の客が増え、特に年配の女性客が目立つと指摘した。
一方、バージニア州にある販売店の店員は、銃を買い求める女性は増えたものの、アフリカ系米国人の客が増えている様子はないと話している。
黒人が銃を持てば危険を招きかねないこともある。ミネソタ州では昨年7月、黒人男性が交通取り締まりの警官に車を止められ、銃所持の免許を持っていたにもかかわらず、射殺される事件が起きた。警官は殺人などの罪に問われている。