イエメンの作戦で死亡、米兵の父が政権批判 調査を求める
ワシントン(CNN) 米軍がイエメンで行った過激派の掃討作戦で海軍特殊部隊の兵士が死亡したことを巡り、この兵士の父親が26日、米政権を批判し、息子が死亡した状況について調査を求める意向を明らかにした。
父のビル・オーウェンズさんがマイアミ・ヘラルド紙に語ったところによると、死亡した息子、ウィリアム・オーウェンズさんの遺体はワシントン郊外のドーバー空軍基地に到着した。この時にビルさんは、トランプ大統領が来て両親に弔意を示す意向だと伝えられたという。
しかしビルさんは、大統領には会いたくないと告げたという。ビルさんは昨年の大統領選挙でトランプ氏に投票していなかった。
自身も元兵士のビルさんはヘラルド紙の取材に対し、今回の作戦について「政権が誕生してから1週間もたっていなかったのに、なぜこの時期に、こんな馬鹿げた作戦を行わなければならなかったのか」と問い掛けている。
ホワイトハウス当局者によれば、作戦は十分な検討がなされたほか、立案についても数カ月前のオバマ政権時に始まったという。