「アルベルト」豪雨で土砂崩れ続発 米ノースカロライナ州
(CNN) 亜熱帯低気圧「アルベルト」による豪雨に見舞われた米南東部ノースカロライナ州の山間部で土砂崩れが相次ぎ、国立気象局(NWS)が住民に警戒を呼び掛けている。
NWSは、土砂崩れなどの脅威が30日夜まで続くとして、住民らに車の運転を控えるよう警告を出した。同州西部のマクドウェル郡には、局地的な洪水に対する緊急警報が発令された。
同郡の緊急対策当局によると、29日深夜に起きた土砂崩れでは、幹線道路が約10キロにわたって通行不能になった。
郡内の数カ所で被災した住民の救助活動も実施されているが、今のところ死傷者の報告はないという。
アルベルトは28日、亜熱帯暴風雨から低気圧に変わったが、アラバマ、テネシー、ジョージア、ケンタッキー各州の一部には引き続き洪水注意報が出ている。
アルベルトは今後、30日から31日にかけて中西部の五大湖周辺に進むと予想されている。