11人虐待事件の容疑者、子どもたちに学校襲撃の訓練 米
(CNN) 米ニューメキシコ州の施設で子ども11人を虐待していたとして男らが逮捕された事件で、検察当局は8日、容疑者5人が学校銃撃に向けた訓練を子どもたちに施していたと明らかにした。
法廷文書では、容疑者が保釈された場合、「将来の学校銃撃に向けた計画や準備」に絡み新たな罪を犯す可能性が高いとしている。
文書はこうした訓練についてこれ以上の詳細を明かしていない。子どもたちが収容されていた施設には射撃訓練場がある様子で、敷地内からは弾薬を装塡(そうてん)した火器も見つかったという。
ニューメキシコ州アマリアでは3日、飢餓状態の子ども11人が汚い施設に住んでいるのが発見されていた。この施設は電気も水道も備えていなかった。
当局による施設の家宅捜索は、深刻な医学上の問題を抱えた子ども(4)の捜索の一環として行われた。この子どもは9カ月ほど前、ジョージア州で父親に拉致されていたとされる。 警察によれば、施設では6日に男児の遺体が見つかったが、拉致された子どものものかは分かっていない。
この子どもの父親を含む容疑者5人は8日、同州タオスの裁判所に出廷して罪状認否に臨んだ。育児放棄や虐待に関連する11件の罪に問われているが、5人はいずれも無罪を主張した。