オハイオ州補選が大接戦、中間選挙控えトランプ政権に逆風
ワシントン(CNN) 米州西部オハイオ州で7日、下院12区補選が投開票された。30年にわたって共和党が維持してきた選挙区だったが大接戦となった。得票率では共和党候補がわずかにリードしているが、11月に中間選挙を控えるなか、共和党には厳しい選挙結果となった。
共和党は敗北を回避しようと、数百万ドルをつぎ込み、投票数日前にはトランプ大統領も現地入りした。これまでのところ、共和党のトロイ・ボルダーソン氏が民主党のダニー・オコナー氏を0.9パーセンテージポイントリードしている。
ただ、再確認が必要な票が8000票以上残されており、オコナー氏は敗北を認める予定はないとしている。
2016年の大統領選ではトランプ氏が、12年の大統領選ではミット・ロムニー氏が11ポイントの差をつけて勝利を収めており、オハイオ州が大接戦となったことは、中間選挙で共和党が下院での過半数を失う可能性があることの証左ともいえそうだ。