11歳少女を児童虐待容疑で逮捕、子守りの1歳児死亡させた疑い 米
(CNN) 米メリーランド州で、11歳の少女が子守りをしていた1歳の男児を暴行して死亡させたとして、児童虐待の疑いで逮捕されたことが4日までにわかった。警察が明らかにした。
メリーランド州プリンスジョージ郡警察によると、1歳のパクストン・デイビスちゃんは、暴行されて上半身に重傷を負い、2月28日に死亡した。警察は、パクストンちゃんの子守りをしていた11歳の少女を逮捕した。
これまでの調べによると、パクストンちゃんは少女の家族が同州スートランドの自宅で預かって面倒を見ていたが、2月24日に少女の母親が用事のため一時的に目を離し、少女とパクストンちゃんを2人きりにしていた。同州では、13歳未満の子どもに子守りをさせることを禁じている。
パクストンちゃんは上半身に重傷を負って病院に運ばれたが、4日後の28日に死亡した。
警察が1日に行った記者会見によると、病院のスタッフはパクストンちゃんの状態を一目見て、児童虐待の疑いがあると判断して通報した。「1歳児が普通に遊んでいて負うようなけがでないことは明らかだった」としている、
警察は、パクストンちゃんが重傷を負った当時、少女が1人で面倒を見ていたと断定。少女の母親が何らかの罪に問われているのかどうかについては現時点で明らかにしていない。
パクストンちゃんのけがの状態についても、少女が凶器を使ったかどうかの可能性も含めて、警察は明らかにしておらず、「どんな動機があって、11歳の少女が故意に1歳児にけがを負わせる状況になるのか、私には分からない」と話している。
少女は現在、未成年向けの施設で勾留されている。警察によると、2人の一家は親類ではないものの仲が良く、パクストンちゃんは以前にも少女の一家に預けられたことがあったという。