大雪のため5日間車中に閉じ込め、タコス用ソースで飢えしのぐ 米
(CNN) 米西部オレゴン州でこのほど、大雪のために5日間にわたって車内に閉じ込められていた男性と飼い犬が救出される出来事があった。男性は、タコス用のソースを食べて飢えをしのいだという。
オレゴン州デシューツ郡の保安官事務所によれば、ジェレミー・テイラーさんは2月24日、飼い犬と一緒に車でガソリンを入れるために家を出た。
テイラーさんが語ったところによると、車が雪にはまってしまい、さらに眠ってしまった。25日に目が覚めたがさらに雪が積もっていた。歩いて出ようともしたが、雪が深すぎて無理だったという。
テイラーさんが最後に目撃されたのは24日で、27日までに行方不明の通達が出されていた。
テイラーさんによれば、時々車を動かして暖を取ったほか、タコス用のソースを食べたという。テイラーさんや犬がどうやって水分を得ていたのかは不明。米国立標準技術研究所(NIST)によれば、人間が水分なしで生きられるのは5日間、食料なしだと6週間だという。
今月1日になって、スノーモービルの利用者から警察に通報が入った。重機なども使ってテイラーさんと犬を救出したという。保安官事務所によれば、テイラーさんも犬も体調は良好だが、5日間も雪に閉じ込められていたため空腹だったという。