司法副長官、疑惑調査でトランプ氏に公正な処遇約束 米紙

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ロッド・ローゼンスタイン司法副長官/Win McNamee/Getty Images

ロッド・ローゼンスタイン司法副長官/Win McNamee/Getty Images

ワシントン(CNN) 2016年の米大統領選のロシア疑惑を巡るマラー特別検察官の捜査で、米紙ワシントン・ポストは28日までに、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官が捜査を進める上でトランプ大統領への公正な処遇を確信していることをトランプ氏に伝えていたと報じた。

大統領との電話で述べたとし、ローゼンスタイン氏の発言は副長官職の維持を図るものだったとした。ポスト紙の記事はこの電話の内容に詳しい関係者に基づいている。

同氏はマラー特別検察官を監督する立場にいた。

ロシア疑惑に絡むローゼンスタイン氏の動向については米紙ニューヨーク・タイムズが昨年9月、トランプ氏との会話内容を秘密裏に録音し、合衆国憲法修正25条に従い閣僚会合などを招集し大統領解任を画策していたと報道。

副長官による内密の録音などへの言及は、トランプ氏がロシア疑惑に関連して当時のコミー米連邦捜査局(FBI)長官を解任した数日後ともされた。

タイムズ紙の報道を受けニューヨークに滞在していたトランプ氏は記事の背後関係などでの説明を欲していた。ポスト紙によると、大統領との電話でローゼンスタイン氏は自らはトランプ氏側にいるとの説得を試みたとした。

また、タイムズ紙の報道を非難し、当時のアンドリュー・マケイブFBI副長官の責任を責めたという。トランプ氏との電話内容についてトランプ政権当局者は、ローゼンスタイン氏は「私は捜査に信頼性を与える」とし、「航空機を着陸させることが出来る」と述べたという。

ローゼンスタイン氏は今回のポスト紙報道を受けCNNも入手した声明の中で、ロシア疑惑解明に関する大統領との関係は1つの方向性だけに限らないと主張した。

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