アフガン駐留米軍を約5千人削減へ トランプ米大統領
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は9月1日までに、アフガニスタン駐留米軍の規模を現有の約1万4000人から8600人へ減らすことを計画していることを明らかにした。
FOXニュースのラジオ番組で表明した。少なくとも当面は8600人の水準を維持するとも述べた。その後は状況を見極めながら規模を決めるだろうと語った。
さらに「仮に私がアフガン住民ら1000万人を殺すことを望むのなら米国はアフガン軍事作戦を速やかに終えることが出来るだろう」との自説を繰り返し、「私はそうは望まない」とも付け加えた。
トランプ氏は先月、政権の安全保障チームの幹部と会い、アフガンの反政府勢力タリバーンとの和平交渉案を検討していた。
アフガン駐留の米軍は北大西洋条約機構(NATO)の有志連合軍と共に、アフガン軍兵士の訓練支援や助言に当たり、対テロ作戦も遂行している。合意成立が間近とも伝えられるタリバーンとの和平交渉案は相当な規模の駐留米軍縮小を盛り込むとみられている。
トランプ氏はただ、FOXニュースのラジオ番組の取材に一定の駐留米軍は撤収させるものの、アフガン内での兵力はテロ対策などから維持させるとも主張した。