米全土で暴風雪、感謝祭のUターンラッシュを直撃
北東部から南東部にかけての沿岸部一帯では、雷や突風を伴った大雨も予想される。
マサチューセッツ州でも内陸部で20~30センチの積雪が予想され、沿岸部は強風に見舞われる可能性があるとして、災害対策当局が警戒を呼びかけている。
一方、西海岸でもワシントン州シアトルからカリフォルニア州ロサンゼルスにかけての一帯で暴風雨が予想され、高地では積雪も予想されている。
山間部などでは暴風雪のために視界が白一色になるホワイトアウト現象が起きる恐れがあるほか、カリフォルニア州北部の山火事に見舞われた一帯などでは洪水にも警戒する必要がある。
カリフォルニア州南部では、雪に覆われた樹木が暴風のために倒壊して送電線が寸断され、およそ1万軒が停電に見舞われている。同州では3日まで暴風雨が続く見通し。
感謝祭は1年の中でも特に空の便が混雑するシーズンで、航空業界団体によると、1日は310万人の搭乗が予想されていた。今年の感謝祭の連休を合わせた乗客数は、前年より3.7ポイント増えて過去最高の3160万人に達する見通しだった。
しかし航空情報サイトによると、1日午後までに米国内線と国際線を合わせて1200便以上が欠航となり、5000便近くに遅れが出ている。国立測候所によると、空の便の混乱は2日いっぱいは続く見通し。