拘置所で死亡の米富豪、CBSテレビが監房内の写真を公開
(CNN) 未成年の少女を性的に搾取した罪で起訴され、昨年8月に米ニューヨークの拘置施設で死亡した米富豪、ジェフリー・エプスタイン被告の監房や、首つりの輪を作ったシーツの写真が、米CBSテレビの番組で公開された。
CBSの番組は5日夜に放送された。監房の床にマットレスが置かれ、オレンジ色のシーツが散乱した様子や、結んで輪にしたシーツなどの写真が映し出された。
CBSは検視官が撮影した写真だと伝えたが、それをどのように入手し、本物であることを確認したかは明らかにしなかった。
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ニューヨークの検視当局は当時、エプスタイン被告が首つり自殺で死亡したと断定した。遺族側の医師はこの結論に異議を唱えている。
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番組ではさらに被告の遺体や首に残った血の跡の写真も流れたが、CNNは公開を自粛する。
被告が書いたとみられるメモには、シャワー室に1時間も閉じ込められ、焦げた食べ物を与えられ、大きな虫が両手の上をはっているなどと書かれていた。
監房のドアの外側に警察のテープが貼られた写真もある。
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エプスタイン被告の死をめぐっては、見回りを怠ったとされる看守2人が共謀と記録改ざんの罪で起訴されたが、2人とも罪状認否で無罪を主張した。起訴状によれば、被告は7月にシーツを首に巻き付けた状態で見つかり、その後24時間は自殺監視の対象になっていた。