ケノーシャ訪問のバイデン氏、重傷の黒人男性と言葉交わす

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ジョー・バイデン氏は3日米ウィスコンシン州ケノーシャの会合に出席した/JIM WATSON/AFP/Getty Images

ジョー・バイデン氏は3日米ウィスコンシン州ケノーシャの会合に出席した/JIM WATSON/AFP/Getty Images

(CNN) 民主党の大統領候補、ジョー・バイデン前副大統領は3日、黒人男性が警官に銃撃されて重傷を負う事件が起きたウィスコンシン州ケノーシャで、地域のリーダーらとの会合に出席した。

その中で当該の黒人男性、ジェイコブ・ブレークさんと直接言葉を交わした印象を語った。

バイデン氏は、非公開で行われたブレークさんとその家族との会話について「印象に残ったのは苦難を乗り越えようとする圧倒的な意志だ。事件の反響について、彼らが非常に前向きにとらえているのも伝わってきた」と述べた。

またブレークさん本人と交わしたやり取りとして「何があっても決してくじけない、二度と歩けない体になろうとあきらめることはない、そう語っていた」と明らかにした。

両者は電話で、15分ほど会話した。

一方、バイデン氏は上記の会合で、米国の司法制度が抱える不備や、現在浮上している人種問題を取り上げた。

具体的には、検察が刑事上の有罪判決をどのように処理しているか検証すべきだとの認識を示したほか、貧しい地域における教育格差に言及。「できることはいくらでもある」とし、富裕層に対する減税の廃止を方策の一つに挙げた。

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