新型コロナの感染者数と死者数が増加、クリスマスの週末控え 米
(CNN) 米国でクリスマスの週末を控え、新型コロナウイルスの新規感染者や死者の数が増加している。米国では2例目となる新型コロナウイルスのワクチンの利用が近く、一部で始まる見通し。しかし、多くの米国民にとって新型コロナウイルスは猛威を振るっており、全員がワクチンを接種する前には状況は悪化しそうだ。
米国では過去1週間で1万8000人以上が新型コロナウイルスによって死亡した。病院も満床となりつつある。
ジョンズ・ホプキンス大学によれば、18日に報告された感染件数は24万9709件と過去最多を記録した。
ワクチンの迅速な供給を目指す、米政府による「ワープ・スピード作戦」のモンセフ・スラウイ首席科学顧問は、11月下旬の感謝祭を引き合いに出し、状況は悪化するとの見通しを示した。
医師らからの要請にもかかわらず、多くの米国人はクリスマスの週に、新型コロナウイルスを回避して大切な人々を新型コロナウイルスの感染の可能性から守るのではなく、旅行をしている。
米運輸保安庁(TSA)によれば、18日と19日に米国の空港では200万人以上が検査を受けた。
医療の専門家は、さらなる休暇中の旅行によって、新型コロナウイルスの感染がさらに拡大すると懸念している。米国では新型コロナウイルスに感染した人の数は1770万人を超え、死者数は31万6000人以上となっている。