トム・クルーズ、新型コロナの感染対策怠るスタッフに激高 新作の撮影中
(CNN) 英紙「サン」は20日までに、人気スパイ映画シリーズ「ミッション:インポッシブル」の最新作を撮影中の米俳優トム・クルーズさんが新型コロナウイルスの対策を講じなかった撮影スタッフに「クビだ!」などとどなりつける音声の録音を独占入手したと報じた。
この録音には「そんな姿は二度と見たくない。二度とだ! 守らなければお前らはクビだ」などと激怒するクルーズさんの声が収録されていたとした。
スタッフ2人が撮影現場で2メートル内の距離で共に立っていたことに堪忍袋の緒が切れたらしいとも伝えた。「我々はお前みたいな愚か者に何千という仕事を作り出している。今回のような行動は二度と見たくもない」と罵倒(ばとう)してもいた。
シリーズの新作「ミッション:インポッシブル7」を手がける米パラマウント映画によると、撮影は現在、英ロンドン郊外で進められている。今回のクルーズさんの音声はそこで録音されたとみられる。
最新作の撮影は新型コロナウイルスの影響で既に遅延している。今年2月にはイタリア・ベネチアで3週間の撮影を予定していたが同国における新型コロナの蔓延(まんえん)で中断。英メディアは今年10月、イタリアでの撮影に絡めスタッフ12人が陽性反応を示したとも報じていた。
最新作は来年の11月に公開予定。米紙ニューヨーク・タイムズは、パラマウント映画はクルーズさんの今回の行動についてのコメントを拒否したと報じた。