新型コロナワクチン接種、最初の投与対象を発表 中国
(CNN) 中国の国務院新聞弁公室は19日、新型コロナウイルスのワクチン配布が始まった際の優先的な接種の順番を発表し、医療従事者ら命や暮らしを守る職務の従事者が最初になると報告した。
記者会見した新聞弁公室の報道担当者によると、優先されるのは低温を保った流通業務の従事者、国境税関検査の職員、疾病管理担当者、農作物や海産物市場の従業員、公共輸送機関の関係者や感染リスクが中程度あるいは高い諸国へ渡航している学生が含まれる。
ワクチン製造が拡大されればより広範な住民への投与が始まるとした。
中国では現在、ワクチン候補として4社が開発した5種類があり、最終治験の段階に進んでいる。国内での感染拡大はほぼ封じ込められているため、企業はワクチンの有効性を立証するための治験を外国で行っている。少なくとも16カ国で最終治験を実施しているという。