カブールで新たなテロ攻撃の可能性、米大統領に報告
(CNN) 米ホワイトハウスのサキ報道官は27日、アフガニスタンの首都カブールで新たなテロ攻撃が起きる可能性があると警告する声明を発表した。
バイデン大統領やハリス副大統領がこの脅威に関する報告を国家安全保障対策チームから受けたとした。カブール国際空港付近では26日、自爆テロ攻撃が発生、米軍兵士13人を含む多数の死者が出た。
報道官は、新たなテロの脅威を受けカブール国際空港で続ける米国民らの国外退避作戦は今後数日間、最も危険な局面に遭遇すると述べた。
米国は同空港で軍事的に最大限の防御措置を講じているとも説明。カブールの米大使館は空港内へ通じる多くのゲート付近にいる米国民に対し安全対策上の脅威が生じたとして直ちに立ち去るよう勧告した。空港へ向かうことも避けるよう求めた。
米国防総省のカービー報道官も27日、カブールでの国外退避作業を狙った信頼度の高い脅威があることを承知していると説明。退避作戦の期限日である8月31日を間近に控えた今後数日間、空港周辺の防御線の拡大や道路封鎖などの軍事的な対応の強化に言及した。
カブールでの新たなテロ攻撃の発生が緊迫した段階なのかの質問には、そのような事態の発生に備えているなどとしたが詳細には触れなかった。