カブール爆発、バイデン氏が報復言明 「追い詰めて代償払わせる」

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カブール国際空港付近での自爆攻撃を受け演説するバイデン大統領=26日/Evan Vucci/AP

カブール国際空港付近での自爆攻撃を受け演説するバイデン大統領=26日/Evan Vucci/AP

ワシントン(CNN) バイデン米大統領は26日夕、アフガニスタン首都カブールの国際空港付近で発生したテロ攻撃を受けて演説し、攻撃に報復すると言明した。アフガン国内にいる米国人の退避作戦については継続する考えを示した。

バイデン氏はホワイトハウスから行った演説で、「我々は許さないし、忘れない。追い詰めて代償を支払わせる」と表明した。

国防総省は数時間前、空港のゲート周辺で起きた2件の自爆テロで、軍要員12人が死亡したと明らかにしていた。バイデン氏の演説直後、中央軍は死者が1人増えたと発表し、米軍の死者は計13人、負傷者は18人となった。

バイデン氏は抑制的ながら断固たる調子で、米軍に対応方法の選択肢を準備するように求めたと説明。攻撃の実行主体については、アフガンで活動する過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の分派組織だと断定した。

バイデン氏は「我々は強力かつ精密に対応する。自分たちの選ぶ時期と場所、タイミングでだ」「ISISのテロリストたちが勝利することはない」としている。

バイデン氏はここ数日、潜在的な脅威が空輸作戦を混乱させる可能性があると警告していた。今回のテロ攻撃により、米史上最長の戦争の最終盤で難しい対応を迫られることになった。

米軍はアフガン出国を目指す人の退避に加え、米国人やアフガンの民間人を殺害したISISのテロリストを追い詰め処罰する任務も負うことになる。

バイデン氏は、空輸作戦を継続し、米軍撤退の期限と自ら位置付けた31日までに完了させると表明した。

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