米テキサス州の父親、教育委会合でストリップ 学校でのマスク着用訴え
(CNN) 米テキサス州で行われた教育委員会の会合で、保護者の男性が発言中にほぼ裸になるパフォーマンスを披露し、学校でのマスク着用を訴える一幕があった。「私たちが一定のルールに従うのにはもっともな理由がある」と述べ、ルールに従わないとどうなるかを身をもって示した。
「私は政府や他の組織に行動を指示されるのが好きではない」。ジェームズ・エイカーズさんはそう切り出した上で、「だが、時にはもう少し踏み込まないといけないことがある。それを言葉だけでなく行動で示すことにした」と宣言した。
そして「私は職場でこのジャケットを着用させられている。うんざりだ」と述べると、おもむろに上着を脱ぎ、続けて「このシャツとネクタイも着用させられている。うんざりだ」として、今度はシャツやネクタイも脱ぎ始めた。
男性はシャツを脱ぎながら、「私はここに来る途中、一時停止の標識を3つ、赤信号を4つ無視した。人をひき殺しそうになった」と説明。「だが、この道路は神によって私に与えられたものでもある。従って、私には好きなようにスピードを出し、好きなようにハンドルを切る権利がある」と語った。
その後「きょう学校に来たところ駐車場が満車だったので、どこでもいいから車を止めようと思った。今回はそれがたまたま、ハンディキャップのある人の駐車スペースだった」と述べると、今度はTシャツを脱いで上半身裸に。これを見た参加者の間ではざわめきが広がった。
さらにズボンを下ろし、海パン1丁の姿で「皆さん、これは単純な決まりだ。私たちは一定のルールに従う。ルールに従う至極もっともな理由がある」と訴えた。
会場は笑い声や歓声に包まれたが、司会の女性からは「エイカーズさん。あなたは水泳が好きなのだと思いますが、発言の際にはズボンをはいて頂ければ幸いです」とたしなめられる結果となった。
地元のドリッピングスクール独立学区は現時点で、マスク着用を「選択制」とする方針を取っている。