インド洋でケミカルタンカーにイラン製ドローンの攻撃、米国防総省

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米国防総省は、インド洋で、ケミカルタンカーに対して、イラン製ドローンによる攻撃があったと明らかにした/Joshua Roberts/Reuters

米国防総省は、インド洋で、ケミカルタンカーに対して、イラン製ドローンによる攻撃があったと明らかにした/Joshua Roberts/Reuters

(CNN) 米国防総省当局者は23日、インド洋を航行中のケミカルタンカーがイラン製の自爆攻撃型ドローン(無人機)を用いた攻撃を同日受けたものの、死傷者はおらず、船上での出火も消し止められたと報告した。

船体の詳しい被害程度は伝えられていない。イランによる商船への攻撃は2021年以降で7度目とした。今回のドローンはイランから発射されていたとも述べた。

同当局者の声明によると、現場はインド沿岸部から200カイリ(約380キロ)離れた海域で、攻撃は現地時間の23日午前10時ごろに発生。同タンカーの「ケム・プルート」はリベリア船籍で日本企業が所有、オランダ企業が運航していたとした。

声明は、付近の海域に米海軍艦船は展開していなかったと指摘。米海軍中央司令部が被害を受けたケミカルタンカーと接触したとも述べた。

インド沿岸警備隊はSNS上で、同タンカーの乗組員は21人と説明。船はインド西部ムンバイへ向かって航行を開始したとも述べた。

インド洋から離れた紅海では、イエメンに拠点を置く親イラン派の反政府武装組織「フーシ」による商船などへのドローンやミサイル攻撃が多発している。

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