クリスマス前のショッピングモールで銃撃、1人死亡 米フロリダ州
(CNN) 米南部フロリダ州オカラの警察によると、同市にあるショッピングセンターで23日午後に銃撃があり、男性1人が死亡、女性1人が負傷した。
警察責任者によると、モール内で複数の銃撃があったとの通報を受け、警察が無差別銃撃事件を想定して出動した。
警官らはただちにモールに入った。最終的には無差別でなく、特定の相手を狙った銃撃だったことが判明した。
同責任者が確認したところによると、モール内で成人男性1人が撃たれて死んでいるのが見つかった。また女性1人が脚を撃たれて負傷し、病院へ運ばれたが、命に別条はないという。
容疑者は黒いパーカーとパンツに黒いマスクを着けた黒人の男とされ、警察が今も行方を追っている。
母と買い物に来ていたという18歳の女性はCNNとのインタビューで、銃声がまず1発、さらに間を置いて3発聞こえ、大騒ぎになったと話した。従業員らが開放した奥の倉庫から廊下を通り、裏口から避難したという。
銃暴力に関するデータを収集する米NPO「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、今年1年間の銃による死者は4万2000人に迫っている。
クリスマスを控えた23日は、1年の中でも特に買い物客が多い日のひとつ。今年はクリスマスが月曜日に当たり、通信販売の配達が週末をはさんで間に合わない恐れもあるため、実店舗での買い物が例年になく増える可能性がかねて指摘されていた。