より大きめのバーガーを販売へ、米マクドナルドCEO
ニューヨーク(CNN) 米ファストフード大手「マクドナルド」のケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)は23日までに、より大きめのバーガーを詰め込んだ商品の販売を計画していることを明らかにした。
CNNとの会見で、米国や世界各地の多数の市場がこの商品の到来を待っているとのビジネス判断を示した。今後数年内での販売を実現させるともした。
同社の海外販売担当の幹部は投資家との会合で、顧客の要望にこれまで耳を傾けてきたとし、お腹を満たす上での望みはより大きくかつ高品質なバーガーの登場であることを理解したと主張した。
この種の商品をまず限定的な市場で試し、最良のものが完成したのならより広範な地域に投入するとの考えも示した。
今回の販売戦略は、同社がクリスピーチキン・サンドイッチを導入した際のものと似通う。同商品は長年、調理上の課題の解決やブランドづくりで手間取っていたが、現在では売上高でも相当な貢献を示しているという。
より大きめのバーガーをはさんだ商品の計画は、消費者の多くが支出を少なくしている経済環境も踏まえている。高価なマクドナルドのバーガーは今では、物価が上がり続けるインフレを象徴する商品ともなっている。
ただ、ケンプチンスキーCEOは今後売り出すより大きめのバーガーは高額にすべきではないとも説明。「顧客がどこでも買うことができ、高い価値を持つ非常に美味しいものを届けるつもりだ」とも続けた。