10年間行方不明の米男性、遺骨を収容 ユーチューバーが発見に一役
(CNN) 米ミズーリ州カムデン郡でこのほど、2013年に行方不明になった男性の遺骨が見つかる出来事があった。地元保安官によると、発見に一役買ったのは地元のユーチューバーだった。
保安官事務所の声明によると、ユーチューブのチャンネル「エコー・ダイバーズ」を運営する動画制作者、ジェームズ・ヒンクル氏がドローン(無人機)による撮影中、私有地の池に沈んだ車を発見した。
ヒンクル氏が探していたのは、同州で13年12月に失踪したドニー・アーウィンさん(当時59)に関する手掛かりだった。
「ドニーが退役軍人だったこと、ミズーリ州クリントンにある私の自宅から1時間半の場所に住んでいたことを知り、捜索の助けになれればと思った」(ヒンクル氏)という。
保安官事務所の16日の声明によると、ダイバーらは見つかった車のナンバープレートがアーウィン氏のものと一致することを確認したものの、遺骨の発見には至らなかった。
クリスマス前の週末に遺体捜索犬を投入したところ、犬は池の特定の場所に注目。そして24日、ダイバーが遺体を収容し、アーウィン氏が装着していたものと一致する人工股関節も回収した。
保安官事務所によると、実際にアーウィン氏の遺骨と確定するには法医学病理学者による調査が必要だが、捜査員は人工股関節と遺骨がアーウィン氏のものであることを確信しているという。
行方不明者に関する情報によると、アーウィン氏の姿が最後に目撃されたのは13年12月29日の午前9時半ごろだった。