共和党強硬派議員がいたずら電話の標的に 警察が捜査
(CNN) 米ジョージア州で25日、共和党強硬派のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員宅がいたずら電話の標的になり、警察が捜査に乗り出している。
グリーン氏は25日午前、X(旧ツイッター)上で、自宅を狙ったいたずら電話があったことを明かし、「今回が8度目くらい。今はクリスマス休暇で家族と過ごしているところだ」と書き込んだ。
警察の情報担当者がCNNとの電話インタビューで語ったところによると、自殺予防の相談窓口にニューヨーク州在住とみられる男から、グリーン氏の住所で恋人を射殺し、自分も自殺を図ろうとしているという電話が入った。
地元警官らが同氏の自宅へ向かいながら警備員に連絡したところ、現場では何事もなかったことが判明。グリーン氏側が警官の出動を断ったという。
このいたずらは、虚偽の通報で警官らを特定の場所に出動させる「スワッティング」という手口。
共和党のブランドン・ウィリアムズ下院議員も25日午後、ニューヨーク州の自宅が同様の被害を受けたとXに投稿した。出動チームから連絡があってすぐに虚偽と判明したため、到着したチームに手作りのクッキーを渡して見送ったという。
グリーン氏はこれまで極端な言動を繰り返し、物議を醸してきた人物。昨年8月にも同氏の自宅を狙ったスワッティングが相次いだ。先月はジョージア州在住の男が、グリーン氏や家族、スタッフを殺害すると脅した罪に問われていた。