ウクライナ兵のF16戦闘機訓練、第1陣は夏までに完了

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作戦中に給油を行うF16戦闘機=2021年7月/Senior Airman Taylor Crul/US Air Force

作戦中に給油を行うF16戦闘機=2021年7月/Senior Airman Taylor Crul/US Air Force

(CNN) 米国でF16戦闘機の訓練を受けているウクライナ軍のパイロットについて、最初の4人の訓練が夏までに完了する予定であることがわかった。アリゾナ州兵が明らかにした。このパイロットらは昨年10月半ばに、アリゾナ州ツーソンの第162戦闘航空団で訓練を始めていた。米国防総省は、訓練を終えるのに数カ月かかるとの見通しを示していた。

アリゾナ州兵の報道官によれば、第2陣の4人のパイロットは今年1月から訓練を始めている。第3陣の4人は現在、英語の訓練を受けている。第4世代の米国の戦闘機を飛ばすには英語の能力が必要となる。

報道官によれば、全パイロットの訓練は5月から8月までに完了する見通し。ただし、正確な時期はプログラムの進捗(しんちょく)によるという。

ウクライナのゼレンスキー大統領は何カ月にもわたり、F16戦闘機の供与を求めていた。先進的なF16戦闘機があれば、戦場でのロシアの航空戦力と対峙(たいじ)できるとみている。

昨夏にはデンマークなどが主導して、ウクライナ軍のパイロットにF16戦闘機の訓練を行うグループが形成された。オランダやデンマーク、ノルウェーは、訓練完了後にF16をウクライナに提供することを約束している。米国も、訓練が完了次第、F16戦闘機の引き渡しを承認する姿勢を示している。

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