バイデン氏「屈することなくウクライナ支援を」 仏でDデー80周年式典

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ノルマンディー上陸作戦の80周年を記念する式典で演説するバイデン米大統領=6日/Saul Loeb/AFP/Getty Images

ノルマンディー上陸作戦の80周年を記念する式典で演説するバイデン米大統領=6日/Saul Loeb/AFP/Getty Images

(CNN) 第2次世界大戦中のノルマンディー上陸作戦(Dデー)から80年の節目を記念する式典が6日、フランス北西部で開催された。欧米首脳やウクライナのゼレンスキー大統領らが出席し、バイデン米大統領は演説でロシアと戦うウクライナの支援継続の重要性をあらためて強調した。

一連の式典には20カ国超の首脳のほか、上陸作戦に加わった退役軍人らも出席した。ロシアのプーチン大統領は招かれず、出席した一部の首脳はフランスなどに侵攻したナチスドイツと、ウクライナに侵攻しているロシアを同類扱いするなど、ロシアへの対抗姿勢を印象付けるものとなった。

バイデン氏は演説で80年経ってなお自由は常に脅かされているとの認識を示し、ウクライナについては「われわれが手を引けばウクライナはロシアの支配下に置かれ、ウクライナの隣国や欧州全体が脅威にさらされる」と指摘。屈することなく、結束して立ち向かうよう呼びかけた。

ノルマンディー上陸作戦の80周年を記念してゴールドビーチに上陸するイギリス海兵隊=6日/Christopher Furlong/Getty Images
ノルマンディー上陸作戦の80周年を記念してゴールドビーチに上陸するイギリス海兵隊=6日/Christopher Furlong/Getty Images

ゼレンスキー氏は「連合国軍は当時、欧州の自由を守った。そして今、ウクライナが欧州の自由を守っている。真に団結すれば勝利できる」と揺るぎない支援を訴えた。

ノルマンディー上陸作戦では、ナチスドイツと戦う英米などの連合国軍が兵士約16万人を投入。この作戦が転機となり、連合国の勝利につながった。

バイデン氏はフランス滞在中に同国のマクロン大統領やゼレンスキー氏らと会談し、ウクライナへの支援強化などを話し合う見込み。

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