バイデン氏が訪仏に出発、ゼレンスキー氏と会談へ
(CNN) バイデン米大統領は5日からフランスを訪問し、現地でウクライナのゼレンスキー大統領とも会談する。
バイデン氏は仏北部ノルマンディー地方で、第2次世界大戦中のノルマンディー上陸作戦から80周年を記念する式典に出席する予定。同作戦では米英などの連合軍が、ナチス・ドイツ占領下のノルマンディー地方に上陸した。
バイデン氏に同行するサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が大統領専用機内で記者団に語ったところによると、記念式典にはゼレンスキー氏も駆け付け、バイデン氏と会談する機会が設けられる。ウクライナ情勢や米国からの支援などが議題となる見通しだ。
式典には英国のスナク首相、カナダのトルドー首相らも出席するが、ウクライナ侵攻で批判を浴びるロシアのプーチン大統領は招かれなかったとされる。
サリバン氏によれば、バイデン氏は来週、イタリアで開催される主要7カ国(G7)首脳会議の場でも、ゼレンスキー氏と会談する。
両首脳が前回直接会談したのは、ゼレンスキー氏が軍事、経済支援を求めて米国を訪問した昨年12月。バイデン氏は議会との攻防の末、4月にウクライナなどへの支援法案に署名した。
バイデン氏はノルマンディーで、マクロン仏大統領とも会談する予定。サリバン氏によれば、ここでもウクライナへの支援強化が重要な議題になる。