バイデン氏とネタニヤフ氏がホワイトハウスで会談 ガザ停戦合意が喫緊の課題

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
イスラエルのネタニヤフ首相(左)と握手を交わすバイデン米大統領(右)=25日、米ワシントンDCのホワイトハウス大統領執務室/Susan Walsh/AP

イスラエルのネタニヤフ首相(左)と握手を交わすバイデン米大統領(右)=25日、米ワシントンDCのホワイトハウス大統領執務室/Susan Walsh/AP

ワシントン(CNN) 米国のバイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は25日午後、ホワイトハウスで会談した。複数の情報筋がCNNに明らかにしたところによると、バイデン氏はネタニヤフ氏に対し、これまでと同等の圧力をかけてパレスチナ自治区ガザ地区での停戦合意を受け入れるよう迫るとみられていた。

ある政府高官は、両国がかつてないほど停戦合意に近づいていると説明。「イスラエルがそれを受け入れるかどうかにかかっている」と述べた。

バイデン氏との対面での会談に先駆け、ネタニヤフ氏は24日に連邦議会で演説を行った。これを受けて首都ワシントンで起きた抗議デモの中には、反ユダヤ主義やガザを実効支配するイスラム組織ハマスへの支持を唱えるものもみられた。ホワイトハウスはそうしたデモを非難している。

会談に入る直前、ネタニヤフ氏はバイデン氏を「誇り高いアイルランド系米国人のシオニスト」と呼び、50年に及ぶイスラエル国家への支持に感謝を表明した。

閣僚会議でイスラエルのネタニヤフ首相(右)とともに座るバイデン大統領(左)=2023年10月18日、イスラエル・テルアビブ/Miriam Alster/Pool/AFP/Getty Images/File
閣僚会議でイスラエルのネタニヤフ首相(右)とともに座るバイデン大統領(左)=2023年10月18日、イスラエル・テルアビブ/Miriam Alster/Pool/AFP/Getty Images/File

バイデン氏が外国の首脳と会談するのは、今年の大統領選からの撤退を発表してから初めて。

アメリカ人人質の家族らと会談を行うイスラエルのネタニヤフ首相とバイデン米国大統領/From the Israeli Prime Minister's Office/X
アメリカ人人質の家族らと会談を行うイスラエルのネタニヤフ首相とバイデン米国大統領/From the Israeli Prime Minister's Office/X

両氏はこの他、ハマスに拘束された米国人の人質の家族を交える形での会談も行った。会談後、家族の一部からは停戦合意が間もなく成立するとの見通しに関して楽観視する声も上がった。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「バイデン大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]